ハイブリッド会議の“質”を上げる「KAIGIO CAM360」

株式会社ベルシステム24 様

「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を企業理念とし、顧客の経営課題と顧客と同目線でさまざまなソリューションとサービスを提供する株式会社ベルシステム24。全国37拠点に広がるネットワークとの連携をはかるべく、新型コロナ流行以前から別拠点とのリモート会議に取り組んできた同社では、今後もコンスタントなリモートワークを推進。今回は発売前の「KAIGIO CAM360」をモニター体験いただき、ユーザー視点だけでなく社内のDX推進を行う中でIT機器の導入を進めている視点と双方の視点からご感想を伺いました。

(左から)株式会社ベルシステム24 第4事業本部第4事業企画部ソリューション企画G 高光恵介さん、永田千恵さん、業務統括本部業務統括部DX企画局 川崎佑治さん

「会議室全体をパノラマで表示することを知らなかったので、初めて見たときは衝撃でした」

「どの席の方も正面の顔が映るのが嬉しい。会議に参加している雰囲気を得られることが一番大きいです」

「操作のシンプルさと利便性のバランスが良く、誰でも使えることは導入担当者としては重要です」

リモートでも会議の場に自分もいるような臨場感

──はじめに、実際の業務にて「KAIGIO CAM360」を体験して頂いたおふたりにお話を伺います。現在、主な会議はどのように行っているのでしょうか?

いまはコロナ禍なので、どちらかというとリモート会議を行うことが多いです。集合するのは週に一度程度ですが、全国の拠点や他県から遠隔勤務している社員もいるので、会議室に数人いてリモートでも数人とつないでいるということが多いですね。

――WEB会議に感じておられた課題についてお聞かせください。

以前から他社のWEBカメラを使ってはいたのですが、会議室全体を映すように設置するとどうしても参加者の横顔しか映らなかったり、WEBカメラとマイクが一体となっているので、離れた席に座る方の声が届きにくかったりしました。映せるのも一画面だけなので、マスクをしていると誰が喋っているのか分からないため、発言するときにはWEBカメラをいちいち移動していたということもありました。

WEB会議では、リモートで参加しているとやはり雰囲気は伝わりにくいですよね。特に、カメラから遠くにいる人の表情っていうのは全く見えない状態になるので。

――実際にリモートの参加者から聞かれた指摘はどのようなコメントが多かったですか?

声が届きにくいというのが一番ですね。WEBカメラ(マイク)が遠くて、音を拾っていなくて、そうするといちいち話を中断して、「いま何て言いましたか?」って確認することになったり……。

リモート側にいると、中断するのがはばかられてそのまま流してしまったりすることもあり、リモート側はどうしても“アウェイ”な感じがしてしまうと思うんです。

――初めて「KAIGIO CAM360」を使用した率直な感想はいかがでしたか?

まず分割された画面を見て、「みんなが認識されて映ってるね!」と驚きました(笑)。

パノラマで会議室全体が映ることを知らなかったので、それが衝撃的でした。臨場感を得やすいというか、疑似的ですが会議の場に自分もいるような感じがしました。分割画面に加えてパノラマ映像が表示されていて、また、話している人の音声だけがフォーカスされて、周囲のちょっとした話し声は入らないのでクリアに聞こえて、すごく驚きました。

あと、これまでは正面からそれぞれの顔が見たいとなると、WEBカメラを使わず各々パソコンを持ち込んでZoomで入る必要がありました。そこに、ハウリングしないよう音声用には別途マイクを配置しなければならず、機器のセッティングが大変という印象でした。その点、「KAIGIO CAM360」は会議室の真ん中にポンと置くだけで、簡単なのも良いなと思います。

感染対策のパーテーションがあっても大丈夫

――性能やDX推進という側面からも感想を聞かせてください。「KAIGIO CAM360」を試されてみていかがでしたか?

昨今のハイブリッド会議の課題として、オフィスにアクリル板のパーテーションがあるので、音の拾い方や響き方、カメラやマイクの設置が難しくなるというのがあります。一般的なWEBカメラだと、会議室の端に置くので遠くの人はアクリル板を何枚も隔てることになってしまいます。「KAIGIO CAM360」は置き方を少し工夫すれば、パーテーションがあっても問題ないんです。また、これまではリモコンを使ってカメラの画角を操作したり、カメラ自体を動かして話者を映す調整をしていたのが、AIが話者を自動認識してくれるので操作の必要がないのも良いですね。そして、画質も良かったです。

――「KAIGIO CAM360」はAIが人物を自動フォーカスし、話者の画面をハイライトします。

遠くの席の人も2倍ズームで捉えてくれますが、違和感がなくてとても良いと思いました。他社製品だとハイエンドの機種にしか搭載されない機能なので、この価格帯で高度なAIフォーカス機能が付いているのは魅力ですね。

同時に発言してしまっても、お互いの音をきちんと拾っていて、Zoomで同時に発話してしまったときのように音声が途切れることもなかったです。発言の譲り合いによってディスカッションが妨げられることもなく、本当に対面で会議しているようにスムーズに話せました。

導入担当の立場からすると、シンプルな使い勝手はとても大切

――社内に新しいデバイスを導入するという点において、「KAIGIO CAM360」はいかがしょうか。

「KAIGIO CAM360」はかなり高度なことをやっていると思いますが、使用するユーザーとしては電源とUSBケーブルをつなぐだけで、パソコンにソフトウエアをインストールすることもなく使えるので、使用方法に関する問い合わせは来ていないですね。この点は、導入担当の立場からしてみると、とても大切なことだと思うんです。すごいソリューションを導入するときにありがちな混乱がない、シンプルな使い勝手はすごく良いと思います。

本当に簡単だなっていうのは思いました。コンセントを差し込むと電源が入って、USBを接続してZoomを始めればもう映像が映ってしまうので、あとは何分割にするかを選ぶだけ。

以前のWEBカメラと比較して、「KAIGIO CAM360」は接続のしやすさ、使いやすさっていうのが非常に高いんじゃないかなと思います。

そういうユーザーにとっての簡単さと得られる利便性みたいなことのバランスが、とても良いですね。それがかなり手頃な価格なのもうれしいです。

――今後、「KAIGIO CAM360」の利用でどんな変化が生じるだろうと想像されますか?

「顔が見えない」「空気が分からない」ことのストレスは減りますよね。例えば、カメラには映っていないけど上長が喋ったなっていう場面があったときに、リモートで入っている側は空気が分からない。どんな表情で話しているのか、また、上長がこの話をしているときにほかの参加者がどんな表情をしているのか? そういったことが会議の質を低下させてしまうのだと思うんです。「KAIGIO CAM360」ならそれが解消されるので、会議全体の質が上がると思います。

会議室の雰囲気を拾ってくれるというのが、一番大きいですよね。その一体感というか、そこにいるかのような臨場感というか、そこがやっぱり最大のメリットじゃないかなって思います。

場の空気が伝わることで取引先とのハイブリッド商談も円滑に

――最後に、社内会議以外でも「KAIGIO CAM360」を使ってみたいと思われるようなシチュエーションはありますか?

お客さまに弊社までお越しいただくケースも結構あるのですが、そうすると会議室にいる先方と弊社メンバー、また、お客さまや弊社の上長がともに遠隔からWEB会議で参加して……ということがよくあるんです。こういうシチュエーションで、やっぱりその場の空気感が伝わるっていうのは、お客さまにとっても営業面でも良い効果があると思います。“空気感まで伝えられる”こういうデバイスって、まだほとんどないですよね。

会議ではありませんが、例えば入社式みたいなシーンでも使えそうですね。式典の場に直接参加する人と、地方からリモートの参加組もいたりするというようなときに、みんなが一緒に体験している空気感がつくれたりするのかなと想像しました。

永年表彰のような場面でも、それぞれの拠点で「KAIGIO CAM360」を使って大きな画面にパノラマ映像を映せば、みんながそこにいるような雰囲気を感じられそうですよね。そういうことができたら、素晴らしいだろうなと思います。

※撮影時のみマスク、パーテションを外しております。