リアルに近い活発なディスカッションも「KAIGIO CAM360」なら実現

株式会社マネーフォワード様

人生に不可欠なツールである「お金を前へ」をキャッチフレーズに、個人から法人まであらゆるお金の管理やリテラシー向上を提供する株式会社マネーフォワード。設立から10年、若く柔軟な発想力と創造性を持つ社員の人数は、2020年の新型コロナの流行によるリモートワークの推奨を機に大幅に増加。今後は新型コロナの流行如何を問わず、どこにいてもネットを経由し社員同士がつながる仕事環境の整備が急務となっています。今回、発売前の「KAIGIO CAM360」をモニター体験いただいた直後に、ご感想を伺いました。

(左から)株式会社マネーフォワードSMB本部 林遼平さん、河合貴美さん、足立耕平さん

「わたしの直属の上司も京都に移住し、普段はリモート勤務で月に1回だけ新幹線で出社しています」

「実は僕と林さんもコロナ禍で入社して最近出社するようになったばかりなんです。河合さんともやっとリアルでお会いできました(笑)」

「KAIGIO CAM360が来てから、自動フォーカスでだれがしゃべっているかわかりますし、パノラマで位置関係もわかって、在宅で会議に参加する際のストレスは激減しました」

リモートワークが当たり前の働き方に

──初めに、御社における会議にはどのようなものがあるのか、教えていただけますか?

会議の種類として一番多いのは定例会議でしょうか。多数のグループがありそれぞれの定例会議にて、おのおのの業務や担当プロジェクトの進捗報告、課題の相談など、大人数で実施するものが多いですね。オフィスに出社するメンバーと出社しないメンバーがいるなか、1日に一人3つ、多い人だと1日に8つということもあります。参加人数は少ないケースで2~4人、多いと20〜30人ですね。ときには50人になることもありますが、そういうケースでは全員が発言するのではなく、多くはオーディエンスとして参加しています。

――設備的には、どのような環境で運用されているのでしょう?

一般的な会議用マイクに接続して、各人のパソコンでZoomに接続していました。例えば、いま会議室にいる3人のだれか一人のパソコンにマイクを接続するという感じですね。カメラは別につなぐ場合もありましたが、ほとんどはパソコンのものを使っています。代表者以外のパソコンのマイクがオフになっていなくて、ハウリングの問題も起きがちでした。ちょっとずつ慣れていきましたが…。

オフラインで漂っている空気は、オンラインになかなか共有されづらい

――今回、発売前の「KAIGIO CAM360」をモニターいただくことになりましたが、どのような期待を持たれましたか?

2020年3月上旬よりリモートワークを推奨される以前は、リモート会議の経験もほとんどありませんでした。そこから、四苦八苦してZoomを使い始めましたが、当初はパソコンが得意な人に接続や設定をお任せしながら、徐々に慣れていきました。正直なところ今の使い方が当たり前になっていたので、「KAIGIO CAM360」に出会ったタイミングでは「現状以上の改善点がある」ということにさえ気づいていなかったんです。

――ほかの方からも、不満の声は聞こえてきていなかったのでしょうか?

そうですね。もともとあった会議用マイクがベストで、つなぐのが得意な人に任せれば良いと、それでなんの疑問も持っていなかったのが実情でした。

――それでは、「KAIGIO CAM360」を使用したからこそ思い出す、使用以前の問題点はどんなことでしたか?

オフライン(会議室)とオンラインが同居する会議でもっとも難しいのは、やはり空気感の醸成かと思います。オフラインで漂っている空気は、オンラインになかなか共有されづらいんですよね。

僕はずっとリモートでしたからわかりますが、出社しているオフラインの人たちのワイワイ話している姿が見えないので、やっぱりおいてけぼりになるんです。その点、「KAIGIO CAM360」を導入すると、パノラマ画像で全体が見渡せるのがいいですね。

わたしが思ったのは、マイクについてです。以前の会議用マイクの場合、発言する人がいちいちマイクに近寄って話していたなと、「KAIGIO CAM360」を使って気づかされました。各人が「今日はこんなことをしています」「これは今こういう進捗です」と発言する場面では、それぞれ交代でマイクに近づいていたんです。ところが「KAIGIO CAM360」は広範囲の声を拾って発言者の声をズームしてくれますから、いちいち近寄らなくてもその場で話せるため、時間的にも精神的にもロスがないですね。

「KAIGIO CAM360」は新しい情報が得られるツール

――「KAIGIO CAM360」の使用感について、お気づきの点をさらに突っ込んで教えてください。

映し出された画面を見て、単純に「見たことがない絵だ」と驚きました。パノラマもそうだし、次々としゃべる人にフォーカスが当たっていくのもおもしろい。これは僕だけの感想ではなく、そのときオンライン側で参加していたメンバーと「すごい!」「すごい!」とチャットしていました。

本当に、オフラインの空気感がリモートのこちらにも伝わりやすいです。一人ひとりが個別に収まるZoomより、明らかに部屋全体が見渡せますしそこに何人いるのか、どんな位置関係で座っているかまでがわかる。新しい情報が得られるツールだと思いました。 CAM360」を導入すると、パノラマ画像で全体が見渡せるのがいいですね。

もう一つ、「KAIGIO CAM360」を初めて使ったとき、画質がいいなと感じました。それぞれの顔がすごく鮮明に感じられたのですが、明るさも自動調整なんですよね?

――はい、自動で調整されます。

確かにオンライン参加のとき、オフラインの皆さんのそれぞれの画質に差は感じられなかったですね。

AIですので、ソフト的にこれからさらに精度も上げていかれると思うんですが、マイクにいちいち近づかないでいいとか、カメラの画質を気にしなくていいとか、わたしは本当に快適になりました。

「KAIGIO CAM360」になってから、しゃべる際の目線が固定しやすくなったのもいい点です。以前は、カメラは自分のパソコン、声は会議用マイクに向かってと、目線も気持ちも定まらなかったんですよね。テーブルを囲む会議ならさほど問題にならないけれど、さっき河合さんが言ったような広い会議室だと、カメラに目線を定めてしゃべったら声がマイクに届かなくなり、いろいろ破綻してしまうんです。

オンラインとオフライン、どちらも経験した感想から言いますと、以前のオンライン参加ではオフラインのだれがしゃべっているのかわかりづらかったり、それで話がわからなくなったりという悩みがありました。「KAIGIO CAM360」が来てからは、それがまったくなくなりましたね。でも、オンラインで見ていると画面がいろいろ分割していたので、設定とかめちゃくちゃ必要なんだろうなと疑っていたんです。ところが、実際に自分がオフラインで設定を担当することになったら、あまりに簡単なので驚きました。

接続はとにかく簡単ですね。わたしはこういう設定は難しそうだなと逃げるほうなんですが(笑)、なんの心配もいらなかったです。接続は電源とUSBケーブルの2本を差すだけ、あとはZoomに入って「KAIGIO CAM360」を選択すれば済みますから。

リモートワークの推奨とマスク着用、それゆえの悩みと意外な利点

――会議運営のほかに、「KAIGIO CAM360」を使用するメリットを感じられた部分はありますか?

当社では、リモートワークが推奨され、社員が一気に増えました。新しく入社された人たちはスタートが基本リモートなので、リアルに会う機会がほとんどない。しかもマスク生活です。「声だけではだれかわからない」「声と顔が一致しない」「しかもマスクで顔がよくわからない」という状況が生まれています。これはかなりのストレスで、信頼関係も構築しにくいですよね。マスクをしていることは変わりありませんが、「KAIGIO CAM360」のフォーカス機能のおかげで「いまだれがしゃべっているか」がわかると、ストレスはかなり軽減されて不安も解消されます。

リモートの商談やディスカッションにも役立ちそう

お客さまに直接接する営業部でも活用できそうですよね。僕も前職が営業だったのでわかるのですが、商談の際、話し合いが熟して決定に近づくと出てくる人数が増えるんですよね。こちら側の上長も出てくるし、お相手の上長も出てくる。お互い10人規模になる場面もあるわけです。そんなとき、双方の会議室にも「KAIGIO CAM360」があれば、お互いの空気感がわかりやすい。いまの説明はどの人に刺さってどの人に刺さってないなとか、気配を読むことが大事になります。リアルでお会いするのが一番ですけれど、それができないなら「KAIGIO CAM360」を使えばずいぶん助かると思います。

ディスカッションにも活用できそうですね。モニター期間中で使用したのは定例会議やレポーティングのケースだったのですが、なにか1つのことを決定していくディスカッションのような、意見の戦わせ合いやチームビルディングといった類のものも、「KAIGIO CAM360」なら実現できそうです。

Zoomでは複数人が同時に話すと話者がわからなくなったり、音声が途切れたりします。仕方なく、一人がしゃべり終わるまで待って、次の人がしゃべることになる。これがオフラインなら、「ちょっと待って、その点は……」とか、発言に割り込むことも普通にありますよね。それで議論がしやすくなるのに。その点、「KAIGIO CAM360」なら割り込み発言もきちんとわかりやすく拾ってくれます。

最近はインテリアとしてもかっこいいスピーカーも多いけれど、「KAIGIO CAM360」はその点でも、すごくかっこいいですね。シルエットが素敵です(笑)。コロナが終息しても、もうオフィススペースに対して明らかに社員数が多いので、今後もリモートワークは進んでハイブリッド会議が増えると思います。新しい働き方のためにも「KAIGIO CAM360」を使い続けていきたいです。